糖尿病
国民の5人に1人以上が患者かその予備軍と言われています
糖尿病とは、体を動かすエネルギー源である糖(ブドウ糖)を細胞が取り込めなくなって、血液中に糖が溢れてしまう病気です。 健康な人なら、インスリンというホルモンがしっかり働き、血液中の糖を細胞に送り込んでエネルギー源にしたり、あるいは脂肪やグリコーゲンという物質に変えて蓄えたりします。このインスリンが足りなくなったり、足りていてもうまく細胞に作用しなくなったりした状態が糖尿病(耐糖能異常)なのです。
糖尿病の治療
糖尿病は現在のところ、完治させることはできません。
ただ、糖尿病そのものは治せなくても、血糖値を正常に保ち、糖尿病による合併症(目、神経、腎臓の合併症)を起こさずに健康を維持することは十分に可能です。そして血糖値を正常に保つ上で重要になるのが、継続的な“コントロール”です。医師の指導のもと、まずは食事療法と運動療法を行います。これだけで正常値になる患者様もいらっしゃいます。糖尿病が進行してしまったケースだったり、食事・運動療法だけでは血糖値がうまく下がらなかったりするような場合には、薬物療法やインスリン療法(インスリン製剤の自己注射)を行うことになります。